脱毛症
脱毛症には様々なものがありますが、代表的なものに円形脱毛症、男性型脱毛、女性型脱毛などがあります。
円形脱毛症は頭や眉毛などの顔面の毛が突然円形に抜けてくる病気です。
男女差はなく、どの年齢にも発症しますが約半数は30歳までに発症すると言われています。
原因としては遺伝、精神的ストレスなどが考えられてきましたが、最近では自己免疫の異常説が有力のようです。一般的に自覚症状は少ないのですが、軽いかゆみや、違和感を感じることもあるようです。脱毛病変がひとつのみの単発型、複数みられる多発型、頭髪のほとんどすべてが抜けてしまう全頭脱毛症、頭髪のほか眉毛、あごのヒゲ、わきの毛、陰毛など体の毛も抜ける汎発性脱毛症、後頭部、側頭部の生え際に沿って帯状に抜ける蛇行状脱毛症などに分類されます。また円形脱毛症においては爪に変化を生じることがあり、小さな点状のクボミや爪全体の光沢がなくなったり、もろくなったりすることがあります。また、脱毛部において白髪だけが残る場合もあります。治療には免疫反応に対する内服薬、外用薬、液体窒素療法などがあります。しかし、これらの治療に対しても軽快しない場合もあり、当院では通常の外用、内服療法に加え最新のエキシマライト-マイクロを用いた
「ターゲット型紫外線治療」を行っております。
「ターゲット型紫外線治療」とは?
紫外線のうち安全で有効性の高い308nm波長の紫外線を病変部に数秒間照射するだけの簡単な治療で、痛みはありません。
従来の紫外線療法(PUVA、ナローバンドUVB)よりも少ない回数で改善効果を認めやすく、効果の持続も長いとされています。
(円形脱毛症に対してこの治療は保険の適応がなく、治療費は1回3 shots(1shots/5cm×6cm)まで3,150円、4 shots以降1shots追加につき210円追加となります。初診料:2,100円、再診料:1,050円は別。)

「ターゲット型紫外線治療器」エキシマライトマイクロ
男性型脱毛症
壮年性脱毛、AGA(Androgenetic Alopeciaの略)、「わかはげ」と呼ばれているもので思春期以降の男性に多い脱毛症です。男性ホルモンの影響により毛の成長周期のうち成長期といわれる時期が短くなり、休止期といわれる時期が延長してくるため毛が細く軟くなり毛の密度が少なくなってしまいます。男性の前頭部と頭頂部の頭髪が軟毛化して細く短くなり、進行すると額の生え際が後退し(M型)、頭頂部の毛がなくなってきます(O型)。日本人男性においては30歳代で約10%、60歳代で約50%、平均で30%がこの脱毛症になると言われています。
治療
これまでは育毛剤による治療しかありませんでしたが、2005年12月にフィナステリド(プロペシア)が発売されました。抜け毛の原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)の産生を抑え、抜け毛の進行を抑えると言われています。治療効果を判定する目安としては半年間1日1回内服することが必要です。(このお薬は保険の適応がないため自費診療となります。初診料:2,100円、再診料:1,050円、投薬料:900円,お薬代:1ヶ月分7,700円、2ヶ月分15,400円、3ヶ月分23,100円(後発品フィナステリドは、お薬代:1ヶ月分6,580円、2ヶ月分13,160円、3ヶ月分19,740円)にて院内でお渡ししております。)
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女性型脱毛症
女性型脱毛症(女性特有のうす毛)の原因には出産、加齢に伴うホルモンバラバンスの乱れ、血行不良、フケや頭皮の乾燥などがあげられます。
当院では女性のうす毛に有効な女性ホルモン配合のコラージュフルフル育毛ローション(税込3,020円)を販売しております。特に更年期以降の抜け毛が気になる方におすすめです。
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まつ毛の悩み
当院では睫毛貧毛症(まつ毛が少ない、もの足りない)の方に有効なグラッシュビスタ(税込19,440円)
を販売しております
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- 2016年02月15日
- いとう皮ふ科ホームページ更新。
- 2012年02月28日
- いとう皮ふ科ホームページ更新。
- 2011年10月12日
- いとう皮ふ科ホームページ更新。
- 2011年2月1日
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- 2009年7月31日
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- 2008年4月7日
- いとう皮ふ科ホームページ開設。
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